敗戦の年に生まれた歴史家が、同時代史の定説に抱いた違和感の原因を探る。人生の折々に影響を受けた本を再読し、振り返ることで、戦後昭和を読み替える意欲作である。「反骨のジャーナリスト」と評価されるむのたけじ。敗戦時は朝日新聞記者だったが記者の戦争責任を問い、退社して秋田でタブロイド紙の「たいまつ」を創刊した。著者は浪人生のとき、むのの自伝的回想『たいまつ十六年』を読んだ。戦後、特派員として駐在した ...
コニカミノルタ株が3週間で4割超上昇した。きっかけは旧村上ファンド出身者が設立したエフィッシモ・キャピタル・マネージメントによる大量保有だ。アクティビストマネーが入ると、資本効率の改善期待から買いが入りやすくなる。一方でエフィッシモが保有した後でも、株高が続かない例がある。コニカミノルタはどうか。「米ゼロックスと米HPの再編を促したアクティビスト、カール・アイカーン氏のケースも浮かぶ」。明治安 ...
15日の東京株式市場では2025年3月期(今期)の純利益予想を上方修正した三菱UFJフィナンシャル・グループなど3メガバンクがそろって上昇した。経済や金利情勢など様々な影響を株価に反映する銀行株の上昇は投資家心理の改善につながる。足元は円安含みだが、輸入物価の上昇で日銀が追加利上げをすれば銀行株高の傾向が続く公算は大きい。日経平均株価は前日比107円高の3万8642円で終えた。上げ幅は一時50 ...
【NQNロンドン=蔭山道子】15日の欧州国債市場で、指標銘柄であるドイツ連邦債10年物の利回りは小幅に低下している。英国時間16時時点では2.3%台半ばと、前日の同時点と比べて0.01%ほど低い(債券価格は高い)水準で取引されている。週末を前に、ドイ ...
厚生労働省は全ての人が受け取る基礎年金(国民年金)を底上げする方針だ。会社員が入る厚生年金の財源を基礎年金の給付に回し、将来の基礎年金の水準を現在の見通しより3割上げる。高齢者が老後の暮らしに必要なお金を確保できるようにする。安定財源を確保した上で実 ...
すでに人工知能(AI)が生活の多くの仕事を請け負い、街のファミリーレストランではテーブルに置かれたメニューをタッチすれば配膳ロボットが運んでくれて、オンライン決済でレジに並ぶことなく店を出ることができる。昨年中国に行ったとき、そこで通訳をしてくれた学 ...
災害があっても事業を続けるために、BCP(事業継続計画)を作成する動きが広がっている。自然災害に加えてサイバー攻撃や感染症などリスクの多様化が機運を高めており、8割の都道府県で作成した企業の割合が増えた。南海トラフ地震が懸念される高知県や静岡県は3割 ...
黒部川は北アルプスの鷲羽岳(2924メートル)を源にして日本海に注ぐ全長85キロメートルの河川だ。世界でもまれにみる急峻(きゅうしゅん)なこの川を源流部から河口までカヤックで下る挑戦を始めたのは1987年だった。チャンスは残雪が消える8月から新雪が降 ...
【NIKKEI COMPASS】~京都の伝統工芸「金糸」と現代デザインが融合した、エレガントな新作ジュエリー~カスタマイズ・オーダーメイドジュエリー専門店を展開する「カデンシア&コンシェル」は(株)寺島保太郎商店のコラボレーションにより、「TABANE」の取り扱いを高島屋百貨店で順次スタート致します。[画像1: https://p ...
「あっちゃ~、そうやったんや」先入観が間違えていたとわかった時、ちょっとしたショックを受ける。しかし同時に、よかった、ひとつ賢くなれたと爽やかな喜びが湧いてくる。この本は、そんな快感を存分に味わえる一冊だ。結果として成功を勝ち得た進化やイノベーション ...
【ベルリン=南毅郎】欧州委員会は15日公表した秋の経済見通しで、ユーロ圏20カ国の2025年の実質成長率を1.3%と前回5月公表から0.1ポイント下方修正した。個人消費や投資が持ち直す半面、保護主義の広がりといった先行き不透明感が強まる。国別の成長率 ...